- 松ぼっくりが着火剤に良いって聞いたけどどう?
- 松ぼっくりにはどうやって火をつけるの?
- なんで松ぼっくりが良いの?
こんな疑問に週3焚き火マニアが答えます!
松ぼっくりは最高の着火剤
松ぼっくりが着火剤として優れている理由は、形状と性質です。
松ぼっくりには「松脂(まつやに)」と言われる油分を沢山含んでいます。成分はテレビン油とロジンです。
テレビン油はかなり燃えやすく、サラダ油の比ではない、灯油よりも良く燃えるとも言われています。
発火点が、灯油よりも低いです。
- テレビン油=30~60℃
- 灯油=40~60℃
- 軽油=40~70℃
それに加え、空気を取り込みやすい形状。
松ぼっくりの傘は種子になっていて、一つ一つ独立して空気を取り入れやすい形になっています。
酸欠になることなく、良く燃える油を含む。
何よりも、無料です。
傘は開いている方がいい?
松ぼっくりは、別名「松傘」「松笠」などとも呼ばれています。字の通り傘がある状態ですね。
松ぼっくりは田舎ならそこら辺に置いています、画像左が傘が開いているやつで、右は閉じています。
松ぼっくりは、乾燥すると傘を広げ、雨などに濡れると傘を閉じます。
濡れている松ぼっくり
汚れを落とすためによく洗った翌日の松ぼっくり画像。
空気を取り入れやすくなることは、先ほども言いましたがだいたいの水分含有量が見た目で判断出来ます。
焚き火の着火剤としては、当然乾燥している方が良く燃えますので開いているのを選んだ方がいいでしょう。
松ぼっくりの採れる時期
ここまで読んでいただければ、松ぼっくりが欲しくなってくるでしょう!
最近私は松ぼっくりを見ると、拾ってしまう症候群です。
車には常に松ぼっくり収集袋を完備して、ぬかりはありません。
松ぼっくりが木に生るのは、10~12月くらいです。その後4月に受粉し緑色、8月には茶色に変化。そのまま木に生っている状態で冬を超えます。
落ちる時期は決まっていません、1年中落ちてくるときは落ちてきます。
なので松ぼっくりは果実では珍しく、いつでも収穫に行けます。
とはいえ狙い目は、風で落ちるので台風の後とか、大量に落ちていますね!
松ぼっくりの着火法
松ぼっくりへの着火は、マッチでも行けるくらい簡単に火が付きます。
でも松ぼっくりが乾燥していないと付かないので、しっかりと傘が開いて濡れていないものを使って下さい。
数は、3つもあれば十分です。
私はライターを使って付けたりもしますが、マッチと松ぼっくりの着火がなんとも言えない儚さがあり好きです。
マニアック過ぎない?(笑)
じっくり燃えてくる松ぼっくりの火が、焚き付けに移り育っていく様はストーリーがあって好きです。
松ぼっくりから始める焚き火
着火剤とは使わずに、松ぼっくりからの焚き火が好きです。
自然の材料と薪だけで焚き火をすると、なんか熟練キャンパーっぽいですよね。
だったら更に、ファイヤースターターを使うともっといいですが、結構大変!
火口に麻を解いたモノを使ったり、杉の木の皮を解したものを使う方もいますね。
100均のファイヤースターターでも出来ましたが、おすすめはこちらの火吹き棒セット!
それも非常にかっこいいのですが、私は面倒なので松ぼっくりが一番好きです!
こんな感じで松ぼっくりを火口にして、焚き付けに移す感じですね。
中割りの薪を使ったほうが、確実に火が育ちます。でもこのなかなかつかないようにしておくのも焚き火の楽しみ方の一つ。
因みにこの薪の組み方は、差し掛け型。一番手っ取り早く焚き火を始められます。初心者におすすめ。
組み方に関して、詳しくは以下の記事をご覧ください。
巨大松ぼっくり
巨大な松ぼっくりがあります、大王松の松ぼっくりです。
これを火口にすると、いい感じで燃えてくれるでしょうかね?
まだ試してませんので、やったら報告します。
追記2020.8
実際そこまで盛大には燃えてくれませんでしたが、普通にいい焚き付けにはなります。
でも普通の松ぼっくりの方が、着火はいいですね。大王松ぼっくりは最初が若干付きにくいです。
着火剤 ダンボール・牛乳パックはおすすめしない
着火剤に段ボールとか牛乳パックを勧める人もいらっしゃいますが、私はすすめません。
理由は灰が舞うから!
確かに!
燃え尽きると紙系は、灰になって舞い上がります。
周囲に何もなくても、微妙ですが、キャンプの時などはそれが周囲に飛んでいくのでめちゃくちゃ危ないです。
自分のテントならまだしも、人様のサイトに行くと気まずさ全開です。
同様に新聞紙も最悪ですよ!
松ぼっくり着火動画
あとでアップします!
着火剤代用品松ぼっくりまとめ
松ぼっくりは公園などで拾ってきますが、最近あまり松がないですね。
近所の松ぼっくりは結構ひろっちゃいました、全部は拾わずに子供たちが拾って遊ぶ分は取っておくようにしています。