- 焚き火が大好きだけど臭いに困っている。
- テント、車に臭いが付いて取れない。
- 自分は好きな臭いだけ子供たちが嫌がるからなんとかしたい
こんな疑問に焚き火マニアが答えます。
焚き火の臭いは、有機物なので、ファブリーズなどでは取れません。
むしろ悪化するので、辞めましょう!
煙の匂いの取り方
焚き火をやれば、必ずと言っていいほど付き纏うのが匂いの問題です。
その匂いは強烈で、衣類、車、テント、髪、についたらなかなか取れません。
髪の毛もシャンプーしても、匂いが残ることもありますね。
あの匂いが苦手な方には深刻な問題でしょう。
あいすべは好きだよね、マニアだから(笑)
あの臭い元はこの後説明して、結論から言えば光触媒を利用した有害物質分解除が有効です!
なにそれ?ってなりますよね、私もなりました。
TiO2(酸化チタン)抗菌・消臭という技術です。この話も後で説明していきます。
この商品が光触媒を利用した消臭スプレーです、ノンガスタイプです。
エアゾールタイプもありますが車に置くことが多いと思うので、ノンガスをおすすめです。
焚き火の煙はファブリーズを使うと、その時はいいのですが後で臭いが酷くなります。
それは臭いを分解しているわけではなく、臭いを包んで誤魔化しているだけだからです。
勿論臭いのタイプによってはそれでもいいです。
洗濯すれば落ちるタイプの臭いは、洗濯まで持たせればいいわけですから。
しかし焚き火の臭いは、結構残ります。
焚き火の臭いの元を生ごみに例えると、臭いをゴミ袋に包んで、そのあと放置した後に袋を開けると凄いことになってますよね?
ファブリーズで対応すると、そうなります。焚き火の臭いには、ファブリーズがダメなのはそんな理由からです。
では煙と酸化チタンの話を、詳しくしていきます。
焚き火 臭い成分
焚き火をやっていると、最高に幸せですが、妻が苦手なので対策してます。
少しおさらいですが、焚き火をやっている時の薪の変化を記載します。
- 100℃=水蒸気
- 100~250℃=ガス発生
- 280℃=引火
- 300~450℃=発煙燃焼
- 500℃=赤熱燃焼
これらを経て炭になります!
薪は熱を加えると、どんどん温度が上昇して100℃くらいで水分が蒸発します。その後100~250℃くらいまでガスを発生します。
このガスが臭いの元です。
2次燃焼をすれば煙がでないのは、この300℃付近で再燃焼するからですね。
通常の焚き火台では2次燃焼は無理です。2次燃焼が気になる方は以前記事にしています。
このガス発生時に、一酸化炭素、メタン、エタン、水素、アルデヒド、ケトン類、有機酸などの可燃性のガスが発生します。
これらは有機物なので、包んでも臭いは消えません。
しかし光分解との字のごとく、分解すれば臭いは消えます!
光触媒酸化チタンの効果
脱臭は微量物質の分解で効果が現れることから、光誘起反応に必要なフォトン数(光量)が少なくてすみ、実用化が比較的進んでいる環境浄化分野である。
人間が悪臭を感じる値(閾値)は物質によって異なるが、例えばたばこ臭の成分であるアセトアルデヒドの閾値は 1.5µm/l と低濃度であるために、太陽光の1/1000 程度の紫外線強度である蛍光灯でも消臭が可能である。生活空間での臭いは、汗臭、加齢臭、排泄臭、タバコ臭、生ゴミ臭に大別され、基本物質はアンモニア、酢酸、アセトアルデヒドなど 10 種類程度である。発生源は人体からとそうでない場合に分けられ、前者は着用する衣類で、後者は空気清浄機などでそれぞれ脱臭する。衣類の場合には繊維に光触媒を担持するのが効果的であるが、繊維自体が分解しないように工夫する必要がある。そこで、TiO2 の一部を突起型アパタイトで被覆して繊維との直接接触を回避する報告がある 18)
引用元
つまり光によって臭いを分解し、そしてその維持が可能であるという内容。
このスプレー、一回塗布して接触をしなければ半永久的に消臭効果が続くという代物、凄すぎる。
他にも色々と効果があります。
- 大気浄化
- 消臭・空気清浄
- 水浄化
- 抗菌
- 殺菌
- セルフクリーニング
- 省エネ冷房
コチラに関しては、開発動向なのでこのスプレーで出来ることではありませんが、酸化チタンの可能性は多岐に渡ります。
私としては、外壁のセルフクリーニングが凄くいい。家の壁とか耐久年数が上がりそうです。
現状は壁そのものも分解するから、基礎を作らないといけないようですけどセルフクリーニングできたら素晴らしい。
TRUSCO(トラスコ)スプレーの注意点
このスプレーは酸化チタンをイオン化する技術が使われています。衣類の表面に膜を作ることができるこの幕が有害な気体を分解したり抗菌消臭効果を発揮します!
- カーテン
- シーツ
- 枕カバー
- クロス
- カーペット
- ぺットマット
- 自動車シート(革製シート不可)
- 衣類繊維
衣類がOKなので、パーカーや、ダウンでも使うことが出来ますね!
そして、車のドアを開けっぱなしで焚き火をしてしまったときも、これで何とかなりそうです。皮製じゃなければ。
注意事項としては
- 金属不可
- 目に入った時はすぐに水で洗い流す
- 皮膚の弱い場合は手袋をつける
とかにも、子供の手の届かないとかそういう一般的な事もあります。
焚き火 臭いまとめ
光分解凄いですね、「臭いを元から」って感じで素晴らしい!
焚き火は楽しくて楽しくて仕方ないのですが、臭いが困るという場合もこれで大丈夫です。
しかも半永久的に効果があるのであれば、消臭スプレーとしては値段が高いですが永久消臭なら全然安い。
効果もコスパも猛烈に高いですね!
二次燃焼の焚き火台も、非常に煙が少なくなるんのでおすすめです!