焚き火の手袋をワークマンで買おうとして、店に行ったらお目当てのものが無かった。私は何度もやっています。ネットで見た型番が、もう扱っていないからです。
私は週3で焚き火をしていて、2019年にワークマンの革手袋(WG-800・795円)を買い、2021年には499円のキャンプ手袋も買いました。どちらもいま公式では買えません。2026年8月時点で何が買えるのかを、公式オンラインの革手袋19点を全部見て確かめました。
この記事でわかること
- いま買えるもの: 2026年8月のワークマン公式で、焚き火に使える革手袋はどれとどれか
- 実際の耐熱: 795円の革手袋で、熾火の入った焚き火台を何秒持てたか
- 素材の選び方: 革とアラミド(ケブラー)と軍手が、焚き火でどう違うか
この記事の結論(先に要点)
焚き火の薪を足す・片付けるだけなら、牛床革背縫いオイル加工手袋(238円)で足ります。私が7年使っている795円のものと、革の厚みはほぼ同じです。
火の粉から腕まで守りたいならフィールドグローブロング(1,500円)。公式の商品説明に「焚火や薪拾いにちょうどいい」と書いてある唯一のグローブです。
ワークマンに「耐火手袋」という名前の商品はありません。ケブラーのTAKIBIグローブは特集ページに残っていますが、商品ページは販売終了になっています。
革手袋の耐熱は過信しないでください。熾火の入った焚き火台を私が持てたのは8〜9秒です。
ワークマンの焚き火手袋、2026年8月はどれを買えばいいか
238円の牛床革背縫いオイル加工手袋で足ります。腕まで守りたい人だけ1,500円のフィールドグローブロングを選んでください。
2026年8月27日にワークマン公式オンラインストアの革手袋カテゴリを見たところ、扱いは19点ありました。そのうち焚き火の作業に耐えるのは牛床革(または牛本革)のもので、値段は238円から2,900円まで開きます。焚き火で使うぶんには、いちばん安いところで問題ありません。
| 商品 | 価格 | 素材・サイズ | 焚き火での向き不向き |
|---|---|---|---|
| 牛床革背縫いオイル加工手袋 1双(WK110) | 238円 | 床革(牛)/Lのみ・全長240mm | 薪を足す・焚き火台を片付ける。これで足りる。手が小さい人にはL一択なのが弱点 |
| 牛床革オイル加工マジック付き手袋 1双 | 438円 | 床革(牛) | 手首をマジックで締められる。火の粉が入るのが嫌ならこちら |
| 牛床革背縫いオイル加工手袋 3双組 | 980円 | 床革(牛) | 子どもと行く人向け。焚き火は必ず取り合いになる |
| フィールドグローブロング | 1,500円 | 牛床革・綿/S(全長500mm)・フリー(全長530mm) | 肘まで覆える。公式が「焚火や薪拾いにちょうどいい」と書いている唯一の1点 |
| バッファロークレストグローブ 2双 | 1,500円 | 水牛革 | 2双で1,500円。革が厚め。焚き火専用と書かれてはいない |
フィールドグローブロングの商品説明には「露わとなった肌へ狙いすましたように火や熱々の小石が襲ってくる可能性も考えられます。そんな時の肘まで覆えるロング型」とあります。ワークマンが焚き火を想定して書いている商品は、いまはこれだけです。内側がコットンなので、革のニオイが手に付きにくいとも書いてありました。
ちなみにワークマンで焚き火まわりを揃えるなら、手袋より先に地面を守るシートが要ります。そちらはワークマンの焚き火シート(スパッタシート)と100均の比較にまとめてあります。
私が7年使ったワークマン革手袋(WG-800・795円)のレビュー
熾火の入った焚き火台を8〜9秒持てました。795円の手袋としては十分で、2019年に買ったものをいまも使っています。

買ったときは795円でした。ネットで買うと送料がかかるので、店で買っています。この型番は現行のラインナップからは消えていて、いまの同等品が冒頭の238円のものです。
耐熱性のテストは自分でやりました。焚き火が終わって熾火状態の炭が入ったままの焚き火台を持って、これ以上は火傷するというところまで何秒いけるか。結果は8〜9秒です。スコップを使えば済む話なんですが、面倒なので手で持ちます。手際よくやらないと熱が貫通してくるので、途中で手袋を冷ましてまたトライしています。
高級な革手袋を持っていた友人が、高温になった焚き火台の移動で火傷をしたことがあります。値段を上げても、熱はいずれ伝わってきます。
サイズはMとL。私は手が小さいのにLを買った
大きいほうが耐熱に余裕が出ると思ってLにしましたが、実際はやや大きい。フィット感を取るならワンサイズ下です。


それでも斧を振るときに気になるほどではないので、買い替えるほどではありません。革手袋はフリーサイズだけの商品もあるので、サイズを選べるのはそれだけで利点です。
ここは注意点でもあって、いま公式で買える238円のものはLしかありません。手が小さい人や女性が使うなら、S展開のあるフィールドグローブロングのほうが合います。
中は白い綿。臭いは最初だけ手に残る
内側は白い綿素材で触り心地は悪くありません。革の臭いは最初こそ手に残りますが、日陰干しと洗濯で薄くなります。

ここにサイズ表記も入っています。まあまあ汚れるので、定期的な洗濯は必要です。臭いのほうは形容しづらい、あの革の臭いです。
見た目は革手袋の定番の色で、質感も悪くない。むしろカッコよくないですか。ずっと使っていると愛着も沸いてきます。グリップも革らしくしっかりしていて、斧を持っても滑りません。薪を運ぶときも革手袋をしています。持ちやすいし、手が痛くならないので。
デメリットは袖の短さとジッパー無し
袖が短いことと、手首を締める機構が無いことです。ただ私はそれで困ったことが一度もありません。
- 袖が長いモデルが無い: 用途によっては長いほうがいい。ただ焚き火で困ったことはない
- ジッパーも絞りも無い: 薪が爆ぜたときに手首から火の粉が入る心配は残る。今まで入ったことはない
- 耐熱は値段なり: 数回の焚き火やキャンプなら問題ない。長く使うならもう少し良いものを勧めます
気になるならマジック付き(438円)かロング(1,500円)にすれば解決します。ワークマンの中で解決できる程度の弱点です。
2021年の499円キャンプ手袋も買った(ワークマンのキャンプ革手袋レビュー)
499円・キッズ399円という値段でしたが、革はWG-800と同じかそれ以下に薄く、耐熱より使いやすさ重視の手袋でした。

2021年2月中旬に出るという情報だけがあって、発売日が公開されていませんでした。気になって店舗に電話したら「商品によって異なる、しかも情報が来ていない」と言われました。要するに分からないということです。
それでも気になるのでワークマンにメールで直接聞きました。回答はこれです。
日頃からワークマンをご愛顧いただきありがとうございます。
弊社商品にお問い合わせいただきありがとうございます。アウトドアクレストグローブ 3月上旬の予定となっております。
詳細な日程は確定しておらず、現在の予定となっておりますことご了承の程よろしくお願い申し上げます。今後ともワークマンをよろしくお願いいたします。
出回っていた情報より遅い。前回は猛烈な勢いで売り切れたので、今度こそ買おうと思っていました。結局そのときは買えず、近所にワークマン+がオープンしたときに覗いたら置いてあったので、そこで買っています。

色はWG-800よりキャンプ感が強くて、私は結構好きな色味です。革の質感も均一できれい。縫製は非常に丁寧で、500円以下でこのクオリティはもはや意味が分かりません。ロゴも無いシンプルな作りで、手首の部分に少し絞りがあるくらい。デザイン的にはやや物足りないですが、500円ですから全然問題ないです。匂いも普通の革手袋臭で、私は結構好きです。
触った瞬間に思ったのは「薄いな」でした。前のWG-800と同じか、それ以下。熱いものを持つことより、キャンプでの使いやすさを重視した設計なんだと思います。それでも革手袋なので、数秒なら熱いものを持てます。
最大のデメリットは、売り切れと店舗差
ワークマンの手袋の弱点は性能ではなく、欲しいときに欲しい店で買えないことです。これは2026年のいまも変わりません。
このキャンプ手袋はフリー・S・ジュニアの3サイズ展開でしたが、私が行った店舗にはSしか残っていませんでした。ついでに探したWG-800も置いていない。店員さんに在庫と入荷を聞いたら「在庫に出ているものだけ。入荷は当日にならないと分からない」という答えでした。
やらない経営のワークマンは、いろいろな業務が最大限にカットされています。入庫情報を把握していない店舗が本当に多い。この徹底ぶりがあるから驚異的な安さの革手袋が手に入るわけなので、そこは仕方ないと諦めています。
ただ、近くと言っても車で20分以上かかるので、空振りすると結構凹みます。こうなるとめんどくさがりな私は、ネットで買ってしまうんですよね。探す手間を考えたら、少し高くても良いものが確実に届くほうが早い。
2026年8月、ワークマンで買える革手袋は19種類ある
公式オンラインの革手袋カテゴリは19点で、私が買った795円と499円の型番はどちらも残っていません。
2026年8月27日に公式オンラインストアを1点ずつ確認しました。ワークマンの手袋を紹介している記事はネットにたくさんありますが、そこに出ている型番の多くが、いま商品ページを開くと「販売終了か、ただ今お取扱いできない商品です」になります。499円のフィールドグローブがまさにそれでした。
安いほうから、牛床革背縫いオイル加工手袋1双が238円、牛床革オイル加工マジック付きが438円、同じく背縫いの別品番が450円、豚革のレイバーハンドが580円、牛床革背縫い3双組が750円、牛本革のマジック付きと裾しぼりが各850円。ここから上は1,000円前後で、忍SHINOBIレンジャー980円、3双組980円、シープクレスト2双998円と続きます。
1,500円がフィールドグローブロングとバッファロークレストグローブ2双。1,900円台がゼロステージレザーグローブ、ロープレスキュー、レザーベーシックグローブ。2,500円が防水ゴートライドプロテクトグローブ、2,900円がレスキュー308です。高いものはレスキュー用や高所作業用で、焚き火のために買うものではありません。
ワークマンに「耐火手袋」「ケブラー手袋」はあるのか
耐火という名前の手袋はありません。ケブラーを使ったTAKIBIグローブはありましたが、いまは商品ページが販売終了になっています。
「ワークマン 耐火手袋」「ワークマン ケブラー手袋」で探してこのページに来る人がいます。答えを先に書くと、消防が使うような耐火手袋はワークマンの商品名にはありません。牛床革の手袋が、実質的にその役をしていると思ってください。
ケブラーのほうは事情が少し複雑です。ワークマンには「EXTRAGUARD TAKIBIケブラー 牛床革手袋」(1,280円・フリー)と「EXTRAGUARD Lantern 牛革手袋 EG-023」(1,480円・S/L)があり、公式のキャンプギア特集ページにはいまも載っています。ところが商品ページを開くと、どちらも「販売終了か、ただ今お取扱いできない商品です」でした。2026年8月27日時点の話です。
特集記事は残っているのに商品は買えない。前の章で書いた「売り切れと店舗差」が、公式サイトの中でも起きているわけです。店頭に残っている可能性はあるので、どうしても欲しい人は在庫を店に電話で確認してから行ってください。ネットの記事に出ている価格だけを見て店に行くと、私と同じ空振りをします。
耐熱手袋の選び方|革・アラミド・軍手はどう違うか
焚き火なら革を選んでください。アラミドは溶けませんが蓄熱するので、熱いものを持ち続ける用途には向きません。
ここは以前このページに書いていた内容が間違っていたので、直します。前は「アラミド繊維は難燃というだけで耐熱性はあまりない、つまり熱に耐えられない」と書いていました。これは誤りです。
アラミド繊維(ケブラーはデュポン社の登録商標)は溶けません。耐熱は400℃前後まであって、手袋メーカーの説明では「200℃くらいまでのものを扱うとき」が実用の目安とされています。炉前や鋳造、溶接で使われる素材です。熱に耐えられないどころか、革より高い温度に耐えます。
ではなぜ焚き火で革を勧めるのか。理由は2つあります。アラミドは熱伝導率が低くて蓄熱するので、高温のものを持ち続けると内側に熱がこもって、かえって火傷することがあります。もう1つは紫外線に弱いことで、屋外で使う道具としては劣化が早い。強い酸にも弱く、濃硫酸で変色します。
アラミドの本領は切創(刃物で切れないこと)と、炎に触れても燃え広がらないことです。だから焚き火グローブでは革の表地+縫い糸にケブラーという組み合わせが多い。ワークマンのTAKIBIグローブもその作りでした。素材そのものを否定していた以前の記述は、素材の役割を取り違えていました。
アラミドの手袋を試すならこれです。ワークマンでケブラーが買えないいま、通販で手に入る現実的な選択肢になります。ただし前に書いたとおり、熱いものを長く持つ用途では蓄熱に注意してください。
軍手はやめてください。綿の軍手は火の粉で穴が開き、化繊が混ざっていると溶けて肌に貼りつきます。薪を割るときにささくれが刺さるのも軍手です。革手袋に替えてから、その手のケガは無くなりました。焚き火で軍手を使うくらいなら、238円の牛床革を買ったほうが安全です。
ワークマン以外で私が使っている焚き火グローブ
キンコグローブとグリップスワニーを使っています。長く焚き火をするなら、このどちらかを1双持っておくと安心です。
ワークマンは店舗に行かないと買えず、行っても在庫が読めません。送料は関東で700円くらい、北海道だと1,080円かかるので、ネットで買うなら価格差はほとんど無くなります。それなら最初から良いものを買ったほうがいい、というのが7年やってきた私の結論です。

キンコグローブはアメリカ・オレゴン州ポートランドの、1975年操業のワークグローブ専門メーカーです。S/M/Lの3サイズがあって、子ども用のサイズもあります。子どもと焚き火をするとグローブの取り合いになるので、うちでは2双目としても役に立っています。実際に買って使った話はキンコグローブのレビューに書きました。

グリップスワニーは1848年のゴールドラッシュで採掘者向けに生まれ、1985年に日本人向けへ改良されたグローブです。特徴のスワニーイエローは、炭鉱の暗がりで落としてもすぐ分かるようにという色で、暗いところでやる焚き火とも相性がいい。ブラウン系の手袋は、焚き火をしていると本当に遭難します。

欲しいと言い続けて、結局買いました。サイズは全然大きく、懸念していた手首部分までのガードがしっかりできます。詳しくはグリップスワニー焚き火グローブのレビューに書きました。
スノーピークのファイヤーサイドグローブは、焚き火台とセットで使っている人が多い定番です。私は手が小さいので諦めました。サイズがかなり大きいという評判なので、買う前に確認してください。
ワークマンの焚き火手袋によくある質問
Q. ワークマンに焚き火専用の耐熱グローブはありますか。
A. 2026年8月時点では、公式オンラインで買える焚き火専用グローブはありません。ケブラーを使った「EXTRAGUARD TAKIBIケブラー 牛床革手袋」(1,280円)はキャンプギア特集に載っていますが、商品ページは販売終了になっています。焚き火を想定した説明が付いていて実際に買えるのは、フィールドグローブロング(1,500円)だけです。安く済ませたいなら牛床革背縫いオイル加工手袋(238円)で十分です。
Q. ワークマンの革手袋で、熱いものはどれくらい持てますか。
A. 私の実測では8〜9秒です。熾火の入った焚き火台を持って、これ以上は火傷するというところまでの時間で、温度は測っていないので参考値として読んでください。薪を1本足す、火ばさみで組み直す、といった作業なら問題ありません。焚き火台を火消し壺のところまで運ぶような用途だと、途中で手袋を冷ます必要があります。
Q. ワークマンの耐熱軍手ではだめですか。
A. 焚き火では勧めません。綿の軍手は火の粉で穴が開き、化繊が混ざっていると溶けて肌に貼りつきます。薪割りではささくれが刺さります。耐熱をうたった軍手もありますが、値段は革手袋と大きく変わらないので、238円の牛床革を買ったほうが確実です。
まとめ|ワークマンの焚き火手袋は238円から。ただし過信はしない
焚き火に革手袋は必需品ですが、値段を上げても熱はいずれ伝わってきます。安いものを1双、早めに用意するのが正解です。
- まず買うなら: 牛床革背縫いオイル加工手袋238円。Lしかないので、手が小さい人はS展開のあるロングへ
- 腕まで守るなら: フィールドグローブロング1,500円。公式が焚き火用途を書いている唯一の1点
- 長く焚き火をするなら: キンコグローブかグリップスワニー。ワークマンの送料を足すと価格差はほぼ無い
子どもと行くと「僕もやる」攻撃に高確率で遭うので、予備がもう1双あると平和です。革手袋が無いと焚き火は始まらないくらいの道具なので、最初の1双は迷わず買ってください。
そして最後にもう一度。革手袋は過信しないでください。火傷は神経まで達すると本当に大変です。私の友人は高級な革手袋で焚き火台を持って火傷しました。8〜9秒で手を離す、それだけ覚えておけば大きなケガにはなりません。
