- 焚き火のやり方がわからない!
- 上手くやってどや顔したい。
- そもそもなぜ燃えるの?
週3で焚き火をやってる私が、こんな疑問に答えます。
焚き火も結局は燃焼なので、酸素と燃料と熱が必要なわけです。
それを整えるのに、色々なモノが必要になります。
この基礎部分って結構化学ですから、面倒になって知ろうとする人少なめなので、知ってるとそれだけでどや顔出来ること間違いなし。
煙は可燃性ガスって知っていますか?
深掘りしていきます!
焚き火の準備
準備8割といいますが、すべて準備が出来て居れば物事はもう終わっているのと同じです。
焚き火やりたくてやりたくて震える、ってほと始めの頃がっついていました。
そして失敗したのが、乾燥が甘い薪を使って焚き火をしたことです。
どれだけやりたかったの?(笑)
乾燥が甘いと、白い煙がガンガンでます。
煙は周りにも迷惑ですし、落ち着いて焚き火の鑑賞が出来ない心境に至ります。
焚き火を、楽しめなくては本末転倒です。
水分含有量20%くらいの薪を使うことが理想です、水分含有量が低すぎても不完全燃焼を起こすので注意ですね。
20%は水分計がないと分かりません。
コチラがおすすめです、電池が単4のため使いやすいです。
薪
乾燥した薪(中割薪、大割薪)、焚き付け用薪や枝、着火剤を準備しておきます。
焚き付けとして、かなり小さくする方もいらっしゃいます。
その辺は好みですね!
この画像くらいの枝があれば、そこまで小さくしなくても火は育ちます。
いい感じの枝がない場合は、焚き付けとして牛乳パックは良く燃えます。中割りに火をつけるくらいできるのでなかったら代用することも出来るので試してみて下さい。
牛乳パックは内側にロウが塗ってあって良く燃えるので、切って内側から燃やしましょう。
でも、私は牛乳パックはあまり使いません。
じゃあなんで紹介したの?
良く紹介されているので、何もなければ利用すると良いです。
でも結局燃えカスが、残って風が吹くと舞い上がったりするので、あまりお勧めしません。
一番良いのは、松ぼっくりですね。よく乾燥したスギの葉もいいです。
着火剤には松ぼっくりは最強の着火剤です。
1つでも、そこそこ大きければ、枝には十分火がうつります。
詳しくは記事にしています。
薪の組み方
それぞれの薪が揃ったら、今度は組み方です。
一番簡単でオーソドックス、そして見た目も焚き火っぽいのがティピー型。
ティピー型は最初の段階から、火が付きやすく初心者向け。
その後の火の調整も比較的やり易いので、おすすめの形です。
焚き火をゆったりと観察するのであれば、火は中火くらいがいいです。
ある程度の時間鑑賞出来ますし、ゆったりとした気持ちにさせてくれます。
大人数でわいわい楽しむなら、井桁型。
この形は最初付きにくいのですが、一度付けばその形から空気を取り込みやすいのでガンガン燃えてくれます。
キャンプファイヤーなどもこの組み方が一般的で、強火も強火です。
他にも色々な組み方があるので、これも詳しくは記事にしています。
焚き火の流れと技術
私は普段は、ある程度調べたら後は何とかなるだろうと見切り発車します。
しかし焚き火の場合はそれは危険です、火を扱いますからね!
なので、結構しっかりと準備をしてから焚き火には取り掛かるようにした方が良いと思います!
準備➡火起こし➡維持➡消火
この流れで焚き火は行い、終わります。
消火までが焚き火です。
稀に火が消えていないのに、その場を離れるだけでなく就寝する・・・な方がいらっしゃいますが。
大変危険ですね。
死にますよ?
ご自身だけではなく、周りも。
大変に危険ですので、そのような方は焚き火は辞めましょう!
それは焚き火ではなく、放火です。
焚き火は一歩間違えば、放火です。本当に気を付けましょう。
なぜ焚き火は燃えるのか?
焚き火のコツは「科学」と「技術」を知ることが近道です。
科学の部分は小学校の理科に当たる部分なので、おさらいになりますが意外と忘れているかもしれませんのでざっと目を通しておいて下さい。
物が燃えるのに必要なのは
- 燃料(薪)
- 酸素(空気)
- 熱(条件として)
焚き火の燃料としては、薪ですね。最初は焚き付け用の枝、中割薪、大割薪と徐々に大きくしています。
その燃料が酸素と結びつき酸化することによって、光と熱を発します。
物はある程度の、高温にならないと燃えません。なので条件として熱が必要です。
- 引火点(250℃)
- 発火点(500℃)
ここまで来て、火は安定します。
引火点
薪の表面は乾燥していても、中心部分はまだ水分があります。
水分が熱せられて、中心部分が高温(250℃程度)になると可燃性ガスを出します。
シューとか言って、煙が出てくるのは、薪が可燃性ガスに変化した証拠です。
可燃性ガスなんだあれ!
しかし、ここではまだ着火していません。
発火点
引火点を超えて、薪がドンドン高温になると、ガスではなく薪自体が燃える温度に達します。
それが発火点(500℃付近)です。
炎を安定させるには、ここまで持っていく必要があります。
薪の大きさを徐々に上げていくのは、熱を伝えるのに大きいものほど時間が掛かるためですね。
着火の原理まとめ
なので、この3つの条件のバランスが大切です。
どれかが少なくと火は弱くなり、なくなると火が消えてしまします。
〈POINT〉
- 薪は足りているか?
- 空気を取り入れやすい形状か?
- 熱の集中があるか?
熱を集中させないと、大きな薪は燃えません。
小さな燃料から徐々に大きくしていき、大割薪までしっかりと燃える手順を組んでいきます。
これが、焚き火の火を育てるということです。
育てるね!
火を育てるという言い回しが私はとっても好きです、この過程が毎回楽しいですし、育てた火だから余計に愛着が沸くのかもしれません。
育った火は大きくなり、自由に燃えます。
その様はエンターテイメントです。美しい!
焚き火に必要なアイテム
他にも必要なアイテムもあります、まとめました。
薪以外にもいろいろと必要になります、キャンプ場でなければ基本的には焚き火台が必要になります。
キャンプ場も最近では、直火(地面で直接焚き火をすること)は禁止にしているところが多いです。
焚き火台はあった方が良いです。
キャンプ場でのレンタルもありますが、結構割高なので買って2回やれば元は取れます。
焚き火台として有名なのはスノーピークですが、お高いのでお試しならばユニフレームがおすすめです。
他にもいろいろと必要になります。
とはいえ、良いモノにこだわらなければ100均のモノも使えますし、ワークマンとかでも皮手袋650円とかで買えますのですべて揃えて15,000円くらいあればなんとかなります。
焚き火コツまとめ
焚き火を楽しむには、コツが必要ですね。
そして本当はコツもそうですが、法的な部分やマナーも重要になってきます。
焚き火も一歩間違えれば、山火事を起こす危険性は内包しています。十分な注意が必要なので、その辺も当ブログを参考にしていただければ幸いです。
法律についてはコチラ。