・庭で焚き火が出来るのが、一番楽でいいからやりたい。
・焚き火をしたいけど、キャンプ場が遠い。
・庭で焚き火は、煙で迷惑をかける。
焚き火が好きなんだけど、毎回キャンプ場にまで行くのは大変ですよね。
時間当然掛かります。
そこで、庭でやれないかなと思ったりしませんか?
結論いろいろ条件が揃えは、出来る可能性もあるというところ!
しかし、基本的には難しいです、記事にしています。
庭での焚き火のハードルの高さ
上の記事での結論としては
・近所迷惑になってはいけない
・火事になれば、逮捕
・煙にも注意しなければならない
こんな結論になっています、なので問題点としては、「通報」「近所迷惑」「火事」を回避しなくてはなりません。
逆に言えば、この辺をクリアできればなんとかなります。
そもそも、自宅も火事の危険はありますから、やはりおすすめ出来ません。
弁護士さんに質問してみました!
軽犯罪法第1条9号では、「相当の注意をしないで、建物、森林その他燃えるような物の附近で火をたき、又はガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者」を拘留又は科料に処すとあるので、きになるのはそこですね。
— ビーノ⚖とにかく明るい弁護士 (@bino_bengoshi) April 14, 2020
軽犯罪法第1条9号は
「相当の注意をしないで、建物、森林その他燃えるような物の附近で火をたき、又はガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者」
・燃えるような物の付近
これをどのように解釈するかによって、決まりそうです。
「相当の注意」とは、一般的に期待される程度の注意を払わないことを意味するそうです。
私はそんな疑問から、消防に問い合わせまでしました。
通報されたら指導
以前消防に問い合わせた回答は
- 庭:焚き火 × バーベキュー 〇
- 河原:焚き火 × バーベキュー 〇
※河原焚き火に関しては、河川事務所の問合せ結果ではOKでした。(焚き火台必須)
親切に教えて頂きましたが、結局消防としては通報されたらそれが本当に火事であろうがなかろうが出動しなければならないそうです。
庭先で火が燃えていれば、火事だと思われることもあるでしょう。
なので、消防出動での指導となれば、以後出来なくなります。
通報されないように、日頃から近所の人とのコミュニケーションが大切になってきます。
しかし火事と臭いに、完璧な対応をすることが出来ません。
近所のパパに言われたこと
私の自宅は分譲地なので、家に囲まれています。
その中で、焚き火をしたことがあります。
そして、仲が良いとなりのパパに
お隣「この前庭で何か燃やしてたよね?」
私「最近焚き火にハマってて、それでやってたのさ」
お隣「イライラして火をつけてるのかと思ったよ」
私「ストレスで自宅を放火しないわい」
と和やかな会話ではあったのですが、仲良くなければイライラして何か燃やしてる=「怖い」となるでしょう。
このエピソード以降、私は庭での焚き火は辞めました。
でもそれでも何とかやってみたいと思う方は、苦肉の策として考えたことがあります。
対応策
家が近くにある場合は、理解を得るしかありません。
- 焚き火で焼き芋を焼いて配る
- 日中は洗濯物があるのでやらない
- 焚き火が趣味だと伝えておく(許可を取る)
究極近所の理解が得られれば、可能な訳です。
焼き芋は偉大です、主婦の心を鷲掴みです。これも以前記事にしています。
ただ、焼き芋も結構数を焼くとお高いです。
かと言ってビーフシチューを配るのも難しいし、私は焼き芋作戦は保留にしています。
秋しかできないのも、ポイント。
私はこの臭いが好きですが、妻は嫌いだとはっきり言うし、臭いが家に入ると嫌だとも言っています。
ここは当然、配慮すべきでしょう!
夏は窓を開けていることもあるのでダメ、日中は洗濯物に臭いが付くのでダメです。
焚き火の臭いに関してはコチラ
近所からの理解を得れなければ、終了です。
焚き火していいですか?って聞いて回るしかないです。
法的には、受忍限度というモノがあります。
1 受忍限度の判断
「受忍限度」を超えているか否かの判断については、「侵害行為の態様と侵害の程度、被侵害利益の性質と内容、侵害行為の持つ公共性ないし公益上の必要性の内容と程度等を比較検討するほか、被害の防止に関して採り得る措置の有無及びその内容、効果等の事情をも考慮し、これらを総合的に考察して決すベきものである」と判示した判例があります(最高裁判所平成10年7月16日判決)。
引用元
音だけでなく、煙にもこれが該当する可能性があります。
そして、煙に関しては数値化出来ないので、主観になると思われます。
いずれにしても、十分に気を付けなければなりません。
庭焚き火台(煙が少ない)
煙が出なければ、臭いでのクレームはないでしょう。
しかし、許可を取ることにはなると思います。
火が小さければ、周囲から見えずらいし火事と思われないとは思います。
そんな条件で焚き火が出来るのがネイチャーストーブと言うものがあります。
もともとはsoloが出した、2次燃焼をするソロキャンプ、ソロストーブとして出たモノです。
この2次燃焼が素晴らしく、煙まで燃やせるシステム構造です。
これも詳しくは以前記事にしています。
ネイチャーストーブは、そもそもソロ用なのでサイズも小さいモノが多いです。
最近では結構種類が出ているので、サイズに関しても選べます。
中には2次燃焼構造になっていないモノもあるので、注意して下さい。
ネイチャーストーブ
煙に関しては、薪というか枝を小さくすればほとんど煙はでません。
そして、もっと凄い2次燃焼の焚き火台もあります!ソトストーブです。
直径38cmの大きなストーブです。ネイチャーストーブではありません。
焚き火台と同じです。
2重壁での特許構造で、2次燃焼を起こし燃焼効率を高めています。
もともと2次燃焼を流行らせたのは、このソトです。
素材のステンレススチール(SUS304)は医療の現場でも使われる丈夫なステンレスで作られており、ガスを使わず小枝などの自然素材でも簡単に燃焼させることが出来ます。
こっちは焚き火台ですね。
この大きさで燃やすとなると、相当な量の薪が必要になるとは思いますが、ガンガンに燃えてくれそうで試してみたい。
他にも必要なアイテム
焚き火をするのに必要なアイテムは記事にしています。
この中でも、庭という環境で特に必要になるのがスパッタシートです。
焚き火シートとも、言われます。
私はイチフジがおすすめです。安いのに、芝が全然焦げません。
購入して使っています!
庭が芝であっても、土であっても焦げることを避けるならスパッタシートは必要です。
焚き火中に薪が下に落ちることはよくあります、その時シートがあれば安心安全です。
庭焚き火まとめ
結論は、やはり完全に対策は出来ないってことになります!
住宅密集していない、田舎なら大丈夫かもしれませんが、自宅が燃えたら大変です。
最近では、河川工事がされてバーベキューや釣りが出来るようなスペースが設けられることがあります。
舗装がしっかりとされれば、スタックの心配もなくなるので、河原は最高です。
ネイチャーストーブの問題点としては、炎の鑑賞がしっかりできるのか?という点が私は懸念点としてありました。
この辺もレビューして、動画もアップしようとは思います。
とはいえ、メリットも多いのでネイチャーストーブ1つは欲しいです。
五徳がついているモノもあり、ネイチャーストーブでお湯を沸かすこともできるのでラーメンを買ってきて作るものいいですよね。
外で食べるキャンプ飯が美味いのは、理屈があるらしいです。今度調べます。
実際にネイチャーストーブでやってみましたが、火が強いので、好みが分かれると思います。
こんな時に、ケトルのありがたみを感じます!