- 焚き火のマナーが知りたい!
- 焚き火で注意しなければならないことってある?
- 焚き火の後処理ってどうしたらいいの?
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こんな疑問に焚き火マニアが答えます。
キャンプはお隣とのさえぎる物が布だけという事が普通ですので、通常よりも注意しなくてはならないことが多いですね。
よく言われることから、注意される内容までまとめていきたいと
焚き火のマナー・ルール
焚き火に関しては、皆が心地よくキャンプ場や河原を使えるためのマナー。そして命を守るルールや法律があります。
- ・マナーを守らなければ、焚き火の出来る場所や環境が減ります
- ・ルール法律を守らなければ、犯罪になったり命の危険があります
どちらも大切なので、ざっくりでもいいのでこんなことはやってはいけないと言う事を記憶しておいた方が良いですね。
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それが長く焚き火という趣味を謳歌できますし、焚き火の文化が守られると思います。
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なんかいつもより真面目ね(笑)
焚き火は人類最古の趣味とも言えます、40万年前から人類はやってますからどの文化よりも歴史があるのです!
焚き火のルール・法律
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ではまずマナーから。
これは、近所の河原の焚き火の跡です。
キャンプ場も基本的には法律は同じです。
まず直火であることがダメです。そして薪や木以外を燃やしています。
空き缶みたいなものまで燃やしています。これはゴミの投棄と変わりません。こういうのが続くと車両の進入禁止エリアに指定されたりします。
そして不法投棄は犯罪です。
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律第25条第1項第14号」に違反することになり【5年以下の懲役/1千万円以下の罰金または併科】が設けられています。
刑事事件弁護士ナビから引用
本当に辞めて頂きたい。焚き火を出来る場所は少ないのですから。
キャンプ炭 後始末
キャンプ場でも同じです。
薪も炭もキャンプ場のルールに則って廃棄する必要があります。
炭捨て場を作っているキャンプ場はよくありますが、ない場合は持ち帰りになります。
しかし完全消化まで待つのは結構大変です。
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時間のコントロールが上手く行かない場合にも便利なのが、炭消し壺です。
真っ赤な炭を入れても大丈夫ですし、中の酸素がなくなって早く火が消えます。
ただし、入れ物は高温になるので気を付けて下さい。
こちらは火起こしとセットになっているので、めちゃくちゃ便利です。
焚き火のマナー
キャンプ場も直火禁止です。
残念なことですが、直火が禁止のキャンプ場は年々増えてきています。
問合せ大好きな私は、キャンプ場に直火禁止の経緯を聞いてみました。
焚き火を囲んで酒を飲むと、消灯時間を守らなかったり、後片付けがされなかったりとかですね。
確かに次の日の片づけは、鬼面倒ですがココを頑張らないとキャンパー失格です。
直火禁止 焚き火やり方
焚き火台を使えば、ハードルが下がります。
そもそも焚き火台は買わなくてはいけないので、そこがハードル高いと言われるとその通りですが。
片づけも楽になるので、おすすめです。
キャンプで一番使いやすいのは、ユニフレームだと思います。
焚き火台としてはもちろん、料理するのにも非常に使いやすいです。
しかし角度をつけにくいので、薪を燃やしきるには、広葉樹だけでなく針葉樹も用意した方がいいでしょう。
芝の上では
そして出来れば、スパッタシートを準備します。
スパッタシートがあれば地面を焦がすこともなく、芝の上でも焚き火が可能になります。
焚き火をしていると、小枝や炭が焚き火台から落ちる事がよくありますが、地面を守って散らかりません。
スパッタシートの上で焚き火台を使えば、凄く簡単に焚き火の後始末が出来ます。
その後は、所定の炭捨て場に炭を捨てれば完了です。
原状復帰
むしろ来た時よりもキレイに!を意識して現状維持がやっとでしょう。
しかも夜間にやっていると、どこに何が飛んでいるかよくわかりませんから、注意が必要です。
焚き火の後始末は、当然のマナーです。
これはキャンプ場に限らず、河川でも河川事務所の方にも言われましたね。
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私としては、焚き火台を使う事をおすすめします。
直火での原状復帰って結構レベル高いですから。
焚き火台があれば、後片付けは圧倒的に楽です。
直火キャンプやり方
現状直火がOKなのは、一部のキャンプ場しかありませんのでキャンプ場での場合を書きます。
まずキャンプ場には、就寝時間が設けられています。
薪は完全燃焼をさせることが、基本になります。
なので、就寝時間までに完全燃焼し、かつ片付けの時間まで考えて薪の量や、開始時間を考えなくてはなりません。
薪の種類、薪の組み方で燃焼時間は違いますので、この辺は経験が物を言います。
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この時間を見誤ると薪がまだ燃えているのに、水をかけて消し、真っ黒な太い炭の出来上がりとかになります。
しかも時間がないから、そのまま放置。
最悪のパターンですね。焚き火は時間の余裕がないと、完全に楽しめません。
薪が完全に燃えれば、あとは炭の処理です。
真っ白な灰の状態まで、完全燃焼させても多少大き目の欠片ができます、スコップなどで細かく粉砕します。
そして、水をかけて消火です。完全に消火させるために何度か水をかけたほうがいいです。
また直火の場合は、地面そのものが熱せられています。地面から水蒸気が出ているときはまだ水がたりません、出なくなるまで水をかけます。
残った灰と地面の土を、スコップで混ぜ合わせます。
埋め戻したら、周囲の土と馴染むようにします。地面が乾くころにはほとんど元通りです。
完全燃焼➡炭を砕く➡消火➡土と混ぜる➡原状復帰
炭は土には還らない
これに関しては、私も勘違いをしていました。
炭なんかそのまま地面に置いておけば、雨風で土と同化するんじゃないの?って。
大きな間違いでした、炭の状態は非常に安定しているので土には還りません。
そこにそのまま黒くあり続けます。
なので、放置はゴミの投棄と変わりません、やめましょう!
直火の跡も、50年は維持されます。
50年も恥をさらし続けると思えば、気が引けますね。
キャンプ火の粉トラブル
焚き火は焚き火です!ゴミを燃やしてはいけません!
紙類のゴミも、灰になって舞い上がったりして、飛んでいきます。
周囲に灰が飛んでいくので、迷惑になるのでやめましょう!
キャンプで出たごみを燃やす方がいるようです、なかにはプラスチックですら燃やす。
プラスチックであれば、ダイオキシンが発生しますのでそもそもマナー違反ではなく条例違反になります。
周囲に独特な臭さをまき散らさないでください、折角の自然の中でのひとときが台無しです。
焚き火 直火かまど
石を使ったかまどを、組みたくなりますよね。
自然にあった石なので、片付けなくてもいいかなって思いますが悩ましいです。
その場になく、遠くから持ってきた場合は元の場所へ返しましょう。
悩んだら、キャンプ場の管理人に聞いてしまうのが一番ですが、少しおしゃれな方法があります。
ケルンを組む
ケルンとは、本来登山で見られる石をピラミッド型に積み上げてある物のことです。
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勿論、こんな立派なケルンは要りません。
登山の場合、過度なケルンは自然を壊すという理念のもと、最近ではあまり作られません。
しかしキャンプ場においては、次使う人がここでかまどやったよという指標になり、適切な位置取りで使ったかまどは次も使いやすいです。
しかも、おしゃれじゃないですか?プロキャンパーっぽい。
キャンプ場の人がダメだと言ったら、辞めましょう。
キャンプ焚き火・注意されたし
次はルールです。
自分や周囲を守るためにも、必ず守りましょう。
焚き火の位置取り
周囲に気を配りましょう。
焚き火の風下4mの間に、木やテントがあってはいけません。
焚き火から出る火の粉で、最近のテントは耐熱性が優れてきましたが、穴があくことがあります。
自分のならまだしも、他のキャンパーのテントに穴をあけてしまったら大変です。
テントは高価ですからね。
タープの近くも、勿論危険です。
焚き火タープはおすすめです。
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強風時はやらない
強風時は火の粉がどこまで飛んでいくかわかりません、乾燥している木々に燃え移るかもしれません。
危険です。
先ほど4mといいましたが、強風時はその限りではないのであしからず。
強風時にやらないのはもちろん、焚き火の最中に風が強くなった来た場合も中止の英断をしましょう。
そもそも強風時は、焚き火のコントロールが難しいですから、思いもよらないくらい炎が強くなることがあります。
危険なので、辞めましょう。衣類に燃え移って最後の焚き火になりますよ。
煙に気を付ける
これは薪の水分含有量が高いと、白い煙がガンガン出ます。
白い煙がテントの中に入りまくると、臭くて困ります。
水分含有量は、20%以下が薪として適していると言われています。とはいえ測定器がなければ正確にはわかりませんが。
濡れているのは論外です、小枝であれば、ポキッといい音で折れれば問題ないです。
他にも、唇に付けると水分を敏感に感じることが出来ます。
水分が多いと、不完全燃焼を起こして一酸化炭素を発生させる危険もあります。
一酸化炭素に関する注意はコチラ、頭痛は一酸化炭素中毒の初期症状です。
キャンプ焚き火は迷惑まとめ
繰返しになりますが、マナーとルールは守って焚き火を楽しみましょう。
おさらいです。
- 原状復帰
- 炭は土に還らない
- ゴミは燃やさない
- かまどを放置しない
- 周囲に気を付ける
- 強風時はやらない
- 煙に気を付ける
そもそもゴミを捨てない、とはか書きません。
そんなの焚き火以前のマナーですからね、それも出来ない場合は自然と触れ合おうとは思わないほうがいいです!
焚き火が好きなら、当然マナーも守りたくなりますよね!
焚き火は夜間にやることが多いと思いますので、やはり翌朝はちゃんと忘れ物や見落としがないかチェックしたほうがいいですね。
ファイヤースターターを、置き忘れたことがあります。
折角焚き火で気持ちの良いキャンプになるのですから、マナーとルールも守って立派なキャンパーになりましょう!